JOE STRUMMER

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ジョーストラマーが死んだと知ったその晩、どうしたらいいか分からなかったので、とにかくバイクに乗ることにした。 ROCK THE CASBAHのフレーズが針飛びのように脳内をぐるぐる回って止まらない、本当はCLASH CITY ROCKERSを歌いたいのに、、、その時乗ってたT140はものすごくボロくて調子は1番良かった。 やはりジョーの声を聞きたくなったので知り合いのバーに押しかけてクラッシュを聴かせてくれといったらマスターは「今日はそればっかかけてたからもう飽きた」とつれない返事。悲しかったが、若いお客さんがコンパをしててなぜか仲間に混ぜてくれたので機嫌はすぐ直った。4年前のクリスマスイブの出来事。

今日はそのジョーの晩年のドキュメンタリー 「レッツ ロック アゲイン」 を見てきた。
2年前に製作されるも著作権でもめたらしくお蔵入りになってたそうだ。
てっきり薬なんかでくたばったのかと思っていたが、心臓病だったという?
東京公演などライブとプロモーション、インタビューなどがこ気味良くスクラッチされており、正直 「かなりシビレタ!」
楽曲自体はそこそこのロックだが、やはりボーカリストとしてはジョーストラマーは偉大だ。ホントかっこいい!!!サービスもいい!だってロンドンバーニングなんかまで演るんだから!ニューヨークではストゥージーズの1969も演ってて、客にジム・ジャームッシュ、マット・ディロン、スティーブ・ブシャミンなどの顔が見られた。
ジョーは言う 「みんな押し付けられたものばかり買うのはやめにしようぜ!自分で本当に欲しいものを見つけるんだ」 と、 音楽も服もバイクもなにもかもそうであるべきだと、おおいに頷いた。



パンクロックを発明したのは間違いなくセックスピストルズだが、そのムーブメントは当時イギリス社会が抱えていたジレンマの副産物と言えるだろう。万年不景気、慢性的インフレ、格差社会に嫌気をさした若者達のやり場の無い怒りや、絶望感に火がついたのが70年代中盤、ロンドンでスパークし世界が燃焼した!
その少し前BSAグループは破産状態にあったが、74年に労働党政権となりトライアンフは政府の支援でかろうじて生き残る。それでも会社を立て直すまではいたらず79年の「鉄の女」サッチャー率いる保守党の政権奪取によりトライアンフ再建の道は閉ざされる。

ともかくパンクは生まれトライアンフは死んだ。

両者を愛する者としては複雑だが、それで良かったと思う。もしその後トライアンフが存続したとしても、筆者が望むような進化は期待できない。後半のT140系や試作車のスタイルは正直つらい、、、しかしパンクの流れを汲むサウンドは現在でも生き続けているではないか!

クラッシュほど今だに多くに人々にインスピレーションを与え続けているパンクバンドは無いだろう。 ミックジョーンズが抜けるまでの5枚のアルバムには名曲がぎっちりつまっている。
とかいいながら実は本当にクラッシュを好きになったのは20歳を超えてからだった。その前は、サウンド的にもビジュアル的にも尖っていたダムドや多くのハードコアに惹かれてたりしてたのだが、ある日ビデオクラッシュのロンドンコーリングのPVを見て考えが変わった。
以来つねにヘビーローテーションで聴き続けている。

もし あなたがクラッシュで1曲でも好きな歌があるなら、この映画は見たほうがいい。
もちろんオチのある映画では無いがラストのクレジットが流れる頃には、背筋がぞくぞくするはずだから。 
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by coremachine313 | 2006-04-26 23:59 | MOVIE
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